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【確定申告】税金の納付はクレジットカードがおすすめ!メリットと画像つきでやり方を解説【国税】

煩雑・面倒な税金の納付を簡単・お得に!

クレジットカードで税金を納付するメリット・方法をわかりやすく解説します。フリーランス・個人事業主はもちろん法人・会社にもおすすめです!

クレジットカードで各種税金の納付が簡単に!

以前までは所得税等の税金はこれまで銀行振込や窓口納付が主流でした。

しかし銀行振込では振替依頼書の提出、窓口納付では平日に金融機関等に出向いて納付書とともに現金を持ち込んだりと、手間がかかってしまいます。

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いままでの納付方法だと、銀行振込の振込依頼書が正式に受理されてなくて、延滞金が発生したり、平日会社を抜けて納付書を持ち込んだり面倒なことばかり。。

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そこでおすすめなのがクレジットカードで納付する方法!手間が一気に省けてとっても楽に納税ができるぞ!

クレジットカードでの納付が2017年から様々な税目についてできるようになりました。詳細は後述しますが、ネットショッピングの要領でかんたんに決済ができるので手間が殆どかからずとてもおすすめです。

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細かいことはいいから、早速国税のクレジットカード決済の手順(画像解説)を見たい方はこちら!

クレジットカードでどんな税金が支払える?

以前より都税等の一部地方税はクレジットカードで納付することが可能でしたが、平成28年度税制改正(平成29年1月4日施行)から国税についてもクレジットカードで納付できることになりました。

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具体的にクレジットカード納付できる税目(国税)はこちら!

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基本的に国税はほぼ全て納めることができるんですね!

申告所得税及復興特別所得税 消費税及地方消費税 法人税
法人税(連結納税) 地方法人税 地方法人税(連結納税)
相続税 贈与税 源泉所得税及復興特別所得税(告知分)
源泉所得税(告知分) 申告所得税 復興特別法人税
復興特別法人税(連結納税) 消費税 酒税
たばこ税 たばこ税及たばこ特別税 石油税
石油石炭税 電源開発促進税 揮発油税及地方道路税
揮発油税及地方揮発油税 石油ガス税 航空機燃料税
登録免許税(告知分) 自動車重量税(告知分) 印紙税

上記は国税の内、クレジットカードで納付できる税目の一覧です。

地方税はクレジットカードでの納付がお住まいの自治体によって対応していない可能性があるため、管轄の税務署・役所へお問い合わせください。

気になるメリット・デメリットは?

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手間なくいろいろな税金を納められることはわかったけど、あとはどんなメリットやデメリットがあるかも知っておきたいな。

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メリット・デメリットは大きく分類するとこんな感じかな。それぞれ詳しくみていこう。

メリットデメリット
納付手続がとても楽領収書がもらえない
クレカのポイントが付与されるクレカの手数料が発生する
現金を払うタイミングを遅らせられるフィッシング詐欺のリスク
分割払い(リボ払い)ができる自動振込のキャンセルの連絡。

メリット

納付手続がとても楽

先にも書いたとおり、クレジットカード決済の場合は銀行振込の用に事前に振替依頼書を送るといった事前準備や平日昼間に金融機関・税務署に出向く・納付書の記入といった面倒な手続がなくなります。

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外に出るのが面倒な人や紙資料の作成を少しでも省きたい人は、正直これ一つでクレジットカードを使う決め手にしてしまっていいと思います。

クレカのポイントが付与される

2つ目に大きいメリットはクレジットカードのポイントです。なんと税金支払いでもポイントがもらえるのです!

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ふるさと納税でも同様の話をききましたが、正直税金納めるのにポイントもらえるって制度的にはどうなの?って思いますが、活用できるものはどんどん活用したいですね!

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ただし、ポイント還元率が通常より低かったり、払込手数料が納税者に発生(デメリットで後述)するから注意だ。

現金の払込タイミングを先延ばしできる

これはクレジットカードを普段使っている方ならご承知でしょうが、支払い処理をしてから振り込まれるまでに、一定期間のラグがあります。

また、振込のように一括払いのみではなく、リボ払いで納付することも可能なので、資金繰り改善に一役買います。

デメリット

領収書がもらえない

クレジットカードで税金を納付をすると領収書の発行がされないので、支払の履歴はクレジットカードの利用明細で忘れず確認・控えをとっておくと良いでしょう。

より正式な納付の書類が欲しい場合は納税証明書の発行を税務署で申請する必要がありますが、発行に時間がかかるので時間に余裕を持った申請がおすすめです。

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納税証明書は住宅ローンや借入等で提出が求められる場面がありますが、必ずしも必要があるわけではありません。

クレカの手数料が発生する

キャッシュアウトのタイミングを遅らせられ、ポイント還元を受けられるクレジットカード。顧客としてお店から商品を購入するときはいい事だらけですが、これはお店がクレジットカード会社に決済手数料を払うことで成り立っています。

一方で、クレジットカードで税金を支払うときは決済手数料は納税者に請求されることとなります。

2020年2月現在、国税の決済手数料は納付税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)が加算されます。

納付税額決済手数料(税抜)
1円~10,000円76円
10,001円~20,000円152円
20,001円~30,000円228円
30,001円~40,000円304円
40,001円~50,000円380円
※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料76円(税抜)が加算されます。

引用:国税クレジット納付サイト(2020年2月)https://kokuzei.noufu.jp/

分割払い・リボ払いの場合は、別途各カード会社の定める手数料が発生する場合があるのでご注意ください。

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国税の決済手数料率はおよそ0.76%ですね。高還元クレジットカードを使えばペイできるし、納付の手間省略を考えれば高すぎる金額ではないですね!

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還元率の高いカードを持っていない方は、この機会に新しいカードを作ることをおすすめするぞ!

高還元ポイントのクレジットカードも追々紹介したいと思います。

フィッシング詐欺のリスク・自動振込との併用時の注意点

他のクレジットカード決済と同様、クレジット決済にはフィッシング詐欺のリスクが伴います。詐欺サイト等には注意して振込手続をすすめましょう。

また、昨年以前に銀行からの自動振込の申込みをしている場合はクレジットカードの決済とは別に昨年からの振込情報が継続されて二重で引き落とされてしまう可能性があります。念の為確定申告時等のタイミングで今年はクレジットカードで支払う旨を税務署に伝達しておくと安心です。

使えるクレジットカード・利用上限金額等

Q.使えるクレジットカードは?

A.国税納付の場合、使えるクレジットカードブランドは以下のとおりです。

使用可能クレジットカードブランド
VISA
MASTERCARD
JCB
AMEX
Dinners
TS CUBIC CARD

Q.利用金額の上限はあるの?

A.利用可能金額は(1,000万円未満、かつ、利用するクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む))です。

ただし、クレジットカード納付手続1度ごとの利用可能額のため、決済可能額以下であれば、納付手続を複数回行うことで、クレジットカード納付の利用が可能です。

クレジットカード納付のやり方(画像付き・操作方法)

やりかたはとっても簡単!国税の場合は下記のトヨタファイナンスの国税支払サイトへ進み、ネットショッピングの要領でクレジット決済をするだけです。

手順1:下記サイトに飛ぶ

トヨタファイナンス株式会社 国税クレジットカードお支払いサイト

手順2:注意事項を確認の上、同意ボタンを押す。

手順3.1:利用者情報・納付内容を選択する

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クレジットカード納付サイトの整理番号は確定申告書や税務署から送付された各種通知書等に記載されている整理番号です。(不明な場合の入力は不要)!
 なお、転居等で所轄の税務署が変更となった場合は整理番号が変更のため、変更後の整理番号がご不明な場合の入力は不要です。

その他詳細な操作等のQ&Aは国税庁HPが参考になります!

手順3.2:納付内容の選択

納付内容の納付税目を選ぶと、詳細な金額内訳や課税期間の入力を求められるので、記入します。

手順4.クレジットカード情報の入力

ネットショッピングの手順でクレジットカードの情報を入力します。

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納付手続完了メールは納付後の通知メールが届くので、普段使用しているメールアドレスを入力をしておきましょう。

手順5.手続内容の確定

手続内容の確認を押すと納付手続完了画面が出力されますので、PDF等で控えをとっておきましょう。またメールアドレスを入力した場合は同様の内容の情報が「国税のクレジットカード納付手続き完了のお知らせ」という件名のメールで飛んできます。

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クレジットカードによる納付についての解説は以上です。ありがとうございました。

私もクレジット納付を今年してみましたが、煩わしい手続から開放されて非常に感動しました。ぜひキャッシュレスの波が来ているこの時代に皆様もクレジット納付を取り入れてみてはいかがでしょうか。