会計

簿記の理解〜6.貸借対照表・損益計算書の作成

仕訳の起票から決算書までの流れを説明してきましたが、これが最後です!

精算表での数値を貸借対照表・損益計算書の書式に転記し、一部名称と表示方法を変更するだけです。

留意事項は下記の2点となります。

(1)貸方科目から借方科目へ表示の変更

もともと精算表上貸方に計上されていたものを対象となる資産の借方の下にマイナスで表示する。具体的には下記の通り。

  • 貸倒引当金を対象となる資産(主に売掛金)の下にマイナス表示する
  • 減価償却費を対象となる固定資産(主に建物・備品など)の下にマイナス表示する。

→そのため、精算表上の貸借対照表の貸借合計(CCC)と貸借対照表の貸借合計(EEE)は相違する可能性がある。


(2)勘定科目名称の変更

下記の勘定科目が精算表と決算書(貸借対照表・損益計算書)で変更される。

精算表名称 貸借対照表名称 損益計算書名称
商品 棚卸資産
前払○○ 前払費用
前受○○ 前受収益
未払○○ 未払費用
未収○○ 未収収益
売上 売上高
仕入 売上原価

仕訳から決算書作成までの流れはこちら